2022.2.21(月)健康寿命

 健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間を健康寿命というように、生きていく中での人と人との関係性にも健康寿命のようなものがあるよね。というような話をSNS上で見聞きした。言い得て妙。妙に納得。腑に落ちる。

 人との距離感がいまだにピンと来ず、ピントはいつもズレたまま、気が付いたら四十を超えてもこのざまだ。だから必然的に距離感について考えることが多く、そしてそれは人様との関係性や振る舞いの話だったりする。

 家族であれパートナーであれ友人であれ、なんなら職場関係や趣味の付き合いでもそう、当たり前だけれど人と人との関係は、時間と共に変化していく。良くも悪くも。大切にしていこう、これから育んでいこうと決めた関係であっても、次第に上手くいかなくなる事がある。目を逸らしたり、惰性で続けたり、解消したり(時に離職だったり)、もしくは健康でいようと努力したりする。人生と同じ、いや人生そのものだ。

 人には多様な面があるし、関係性は時間や密度によって流動するものだ。流動するものだからこそ、健康でいるためには相手を慈しむことを忘れてはいけない。健康寿命を維持するために心身を慈しむのと同じだ。大切なものほど、大切に扱わなければいけないはずなのに、近くにある関係こそ忘れてしまう。慮りと擦り合わせ、その積み重ね。いや、本当に難しい。自戒自戒。

 これは私的な関係だったり、割と避けにくい仕事や組織の関係だったり、まぁ色々それぞれの話だ。そして身近にある当たり前の話で、身近に在りすぎて時にうっかりしてしまう。あぁでも健康寿命も手に入れたいし、健康関係寿命も維持していきたいね。

 ふとpostをみて、こんなことを考えてたら夕方になっていた。暇って怖い怖い。あぁ疲れちゃう。

 大好きな三宅乱丈先生の新刊が2冊同時発売していたから、これから読もうかな。


BGM:宇多田ヒカル「BADモード」

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