2022.2.17(木)嫌な夢
アレルギーで油断すると喉がヒューヒューするけれど、思っていたよりも目と鼻の症状がないからカワ犬と眠る。朝になってトイレに行きたそうだったので母がいる居間に連れて行き、僕だけ戻って二度寝する。ウトウトし出しだすと
、居間から母親が「トイレはしたけど、そのあとずっとドアの前で待ってるよ」との報告。かわえぇ、かわえぇのぉ。と悦びながら抱き抱え、部屋に戻って一緒に二度寝する。
二度寝をして、父親の夢を見た。謎の超大型二階建てバスを僕が運転していて、助手席側のすぐ後ろに父親が立っていた。何かが出るだかで噂の街へ辿り着いたのだけれど、案外に長閑な雰囲気で父親とバスを降りることにした。父親が先にスライド式のドアを開けると、外から「すぐ閉めて!」というような(はっきりは聞こえていないのだけれど)騒めきがした。慌てて扉納める父。するとその直後、窓の外に大きなジャイアントパンダというかイエティというか、形容できない白黒のバケモノがニュッと現れた。異質なのは大きさだけではなくて、顔の造形だった。鼻も口もなく、丸い顔の真ん中に大きな一つ目があり、それでギョロッと中の様子を伺っている。
こちらがそれを認識した直後ぐらいには姿はなくなり、外からは叫び声が聞こえている。すぐに扉の鍵をかける父。扉を閉めたのが早くて助かった。と思いながら、僕も慌てて運転席の鍵を閉める。外から覗かれないようにしゃがみ込み、これからどうしようか頭の中でグルグルと考えを巡らす。その直後、父親のハッとした気配を感じた。恐る恐る後ろを見ると、運転席のすぐ後ろの窓からさっきの一つ目のバケモノがこちらを覗き込んでいる。「カチャ」っという音がした瞬間、運転席後ろのスライドドアの鍵を閉めていないことに気付く。巨大な身体に反してスーッと物音立てずにバスに入ってくるバケモノ。その後はもう、あまり思い出したくない内容で目を覚ます。
昨日帰宅してからお線香はあげたけど、今月の命日に仕事でいなかった分のお参りはしてなかったな。なんて、夢から覚めて思う。僕は第六感的な何かを全く感じないし、あまりその手の話には乗らない方だ。だから母親なら父親からの合図だなんて言いそうだけど、僕は父親が夢を見せたなんて思わない。でも、自分の中で無意識に気にしていたんだろうなと、起きてすぐにお線香をあげる。僕が思うに、父親ならそんな細かなことでいちいち夢に出てくることなんて無いと思う。そんなことで怒らないだろうし。ただ寂しがったりはしそうだから、いつもよりゆっくり仏壇の前で手を合わせた。
BGM:宇多田ヒカル「キレイな人」
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