2021.9.20(月)ダラダラと書く
朝の仕事を終わらせて家に帰り、服を脱いでそのままベッドに潜って眠る。眠りが浅かったのか、惰眠というよりこれは睡眠。心身のためにガッツリ眠る。
目覚ましなしで昼前に目が覚める。何となくベッドから出るのが勿体無くて、そのままradikoを立ち上げて生活は踊るを聞く。リアルタイムで聴くのはいつぶりだろうか。夜に聞くのとは何か雰囲気が違う。捉え方の問題でしかないのだけれど、外からの光が明るいだけで耳への入り方が軽快だ。いつだって夜が自分の時間だと思っているけれど、ひさびさに昼間の良さを味わう。
ラジオが終わるくらいになんとかベッドから抜け出して、身支度をする。そのままお風呂を掃除して、髭剃りの刃を新しいものに取り替えて髭を剃る。字面では丁寧な生活に見えるけど、暮らすためにしなきゃいけない当たり前のことなだけで、特段そこに丁寧さはない。この仕事場で丁寧なことといえば、使った食器をすぐその場で洗うくらいで、料理はここではほとんどしないし、資源ゴミは高確率で捨て忘れてたまる。自分が過ごしやすければそれで良い。
天気が良くてこのままダラダラ過ごす気になれず、買い物に出かける。先日臨時休業だった雑貨屋さんに向かい、ハンカチとコースターを買った。コースターは家にあるマグカップと同じ、ピンクとグレー。ふいに加藤シゲアキがこんにちはーと顔を出す。気付かなかったけど良いタイトルの本だな、ピンクとグレー。読んだときはないし、これからもきっと読まないけれど、色合いが良い。
雑貨屋さんの帰り道、本屋に寄る。みうらじゅんの新刊と村田沙耶香さんのエッセイを選ぶ。本当は朝井リョウの『正欲』が読みたかったのだけれど、置いていなかったので諦める。帰ったらiPadで読みかけてた能町さんの『結婚の奴』を読んで、そのあとしまおまほさんの『家族って』を読み終わらせよう。それから、今日買った本を読もう。と決める。
有言実行で『結婚の奴』を読む。サンプルを読んでから購入したけれど、何これ、本物は別格じゃないですか。名著だよ名著。全てを理解共感できるわけじゃないし、全く違うところもあるけれど、生き難さを抱えながらもそれでもいいんだよという優しさがここにある。こういう日記を書きたいな。ありのままを明け透けに書いてみたい。何処からか力が…欲しいか…とジャバウォックが囁くけれど、ここはオフィシャルだからね。右手をグッと抑えて堪える。
夜になって、二日ぶりに走る。そういえば先日実家で体重を測ったら4キロ減っていた。お父さんの背中が少し削げただろうか。心身の健康が主の目的だから、体重が適正になるのは副産物だ。だけど、それはそれで嬉しいしモチベーションが上がる。単純でチョロいのはこういう時にも助けてくれる。一人で走る。黙々と走る。頭が空っぽになって、呼吸を整えることに必死な自分とこんばんはになる。これもマインドフルネスなんじゃないの?よく知らんけど。心身に効くのは間違いない。モクモクと黙々と走る。
帰ってきてゆっくり湯船に浸かる。上がって、また音声コンテンツを立ち上げて、『結婚の奴』を読み始める。なんなんだ、みんな読んだほうがいいよ本当に。能町さんの素晴らしさが濃縮されていて、より一層好きになる。
なんだか今日はゆっくりと日記を書いた。ゆっくり書き過ぎて本が読み終わらなかったけれど、ゆったりとできた一日。これからちょっと先の予定を確約して、もう少し本を読んだら眠ろう。
BGM:aiko「あたしたち」
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