2021.5.1(土)本当のことはわかんないけど
5月が始まって、ゴールデンウィークが始まった。この連休は仕事を進めようと決めて、決めたうちの初日はゆっくり寝ようと寝るに寝た。11時頃に起きてご飯を食べて、流石にちょっとだらけ過ぎだと思いながらも二度寝して夕方に起きた。あー寝た寝た。これでもかと惰眠を貪るのは辛い罪悪感を伴う幸せ。これを元手に明日はしっかり仕事をしよう。
夕方。用事があり外出し、ついでに夕飯の買い出しをする。入り口すぐ右手の野菜コーナーで新玉ねぎをカゴに入れ、そのまま左の島に向かいながら途中の平台からはっさくを取る。左の島について豆腐を見て、油揚げを見て、ふと入口を見ると知り合いがいた。はっとする刹那には既にレジ前の細道に身体を向けてカートを押し進めていて、挨拶を迷う間もなく見えなくなった。
それほど広いお店では無いので、このまま進めば何処かで出会うだろう。だからその時に挨拶をしようかな。という思いと並行して違和感があって、一瞬なんだけどその違和感が頭から離れなくなってしまった。見かけたのは一瞬だけど、身体の動かし方と視線に緊張感があった。買い物をする時ってどちらかと言うと何を買おうか考えて視線がこう、ボヤッとではないけど、なんていうのか一点を見つめてギラッするのとは真逆になる様な気がしている。「何を作ろう」「何か他に買うものはないかな」「何か買い忘れはないかな」とか考えてるから、急に声を掛けられるとハッとする、そんな気がしている。何が言いたいかと言うと、あの違和感は決められた歩みではなくて、入ってすぐ僕の姿を見て避ける為の歩みだったんだろうな。ってこと。
それが違和感で、全然拭えなくて、結局ゆっくりゆっくり買い物をして鉢合わせにならない様にした。土曜の夕方にカートを準備して買い物に来た人が野菜コーナーに寄らずにレジ前にまず行くことがあるだろうか、という僕の偏った思い込みなのかも知れない。なんなら僕も何の意味もなく人と会う事を避けることもある。考えたって何の意味も無いけれど、ただ、ただちょっと寂しかったなぁなんて、そこから考えたことがいくつかあった今日の出来事。
BGM:ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」
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