2021.4.9(金)出来ればデータが欲しかったけれど

 トリマーの方に炭酸浴をしている我が犬の写真を見せてもらった。もはや犬ではなく温泉で日頃の疲れを癒す人間だった。いつまでも仔犬だと思っていたが、いつの間にかこんな表情を見せるなんて、もはや立派な中年の顔である。これからもお互い中年として踏ん張って生きていこうぜ。なんて考えながら、写真って便利だなって改めて思った。いない時の様子がこんなに簡単に見せてもらえるんだもの。テクノロジー、ラヴ。

 
 実家への帰り道に道路工事をしており、赤と白の旗を振る人に車を停められた。いつもなのだが、旗振りの人の仕草で進むか止まるかを判断しなきゃならない時に、一瞬訳がわからなくなる。進んで下さいと一生懸命旗を振る仕草が「ちょっと止まってーーー!この先ダメーーー!!」って慌てて手を振っている姿に見えたりして意味が逆になり混乱するんだけど、これは僕の視力が悪くて遠近も掴みにくいから何だろうか。それとも僕の脳の問題なんだろうか。
 そんな風に混乱するから動作ではなく旗の色だけで判断する(していると思う)んだけど、考え事をしていると一瞬『色=色の意味』にならなくて混乱してる!と自覚してヒヤッとなる時がある。
 いっそのこと大きなプラカードに『ダメ』と『行け』だけ見せてくれたらいいと思ってるんだけど、文字だと認識でき可能性とかでダメなんだろうか。旗の色のだって旗振りの仕草だって共通認識じゃないからな。なんでだろう。逆側の旗振りとの連携とかも関係してくるんだろうけど、もっとシンプルな方がわかりやすいと思うんだけど。

 あと時々、旗の手前で『徐行』の旗を閉じたり広げたりする人も見かけるけど、アレは看板じゃダメなんだろうか。
 ひたすら旗を閉じたり開いたりする仕事、考えただけで疲労が蓄積して温泉に浸かりたくなる。きっと作業中に「え?これ、僕がやらなくても機械でよくね?」ってなると思う。そして一旦そう思うときっと余計に辛くなる。あれ、絶対人じゃなくていいよね。だって運転してて徐行の字がいかに見易いかが問題だと思うから、光る看板がいいよ。そうしたらその人に違う仕事をしてもらえる。

 なんて考えていたら、看護師の仕事も体温とか血圧とか体重とか、そういうのも全部機械になればいいのになって願っている気持ちと繋がってきた。早く全部機械で測定できる様になればいいのに。ポチッとしたらジーーーーってセンサーが感知して15秒ぐらいで勝手に終わるの。そしたらその分ゆっくり隣でいろんな話ができるのにね。
 人材と機械を適材適所に振り分ける。テクノロジーよ、僕は君の活躍を切に願っているよ。


BGM:清竜人「フェアウェル・キス」

 

だいだい舎

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