スリランカ:トゥクトゥク乗って写真を撮って

 前回はスリランカ5日目。世界遺産のゴールの要塞を歩いたお話でした。肩に乗せられた猿はとても可愛かったなぁ。

 要塞を一回りしたら、いざ楽しみにしていた旧ゴール市街へ。前回も書いたけれど、旧市街はカフェやレストラン、雑貨屋や新進気鋭のアーティストお店が、昔の佇まいと融合された街並みになっているらしい。そんな話を聞いて、ここまでのスリランカと違うスリランカに出会えそうでずっと楽しみにしていました。


 旧ゴール市街の中へは、まずトゥクトゥクを使って走り回ります。トゥクトゥクとは東南アジア、南アジアの交通手段で、スクーターと車の中間みたいなイメージです。と言っても無知代表なので見て聞いてするまで全然知りませんでしたけど。

※ちょうどスクーターとトゥクトゥクが写真があった。

 茶積み途中のトゥクトゥク駐車場の写真もついでに。こんな感じで、タクシーみたいに観光客を乗せて走ってくれるんです。一眼見た時から乗ってみたかったんです。

 外装は赤、青、緑と派手な色に重い思いのステッカーが貼られています。そして内装はさらに所有者の個性が出ていて、進行する宗教ごとに雰囲気が違ったり、ミニチュアなどが飾られているようです。車の内装というより小さな部屋みたい。


 そんなトゥクトゥクを「ヘイ!タクシー」と呼び止めて、早速乗り込みます。呼び止めた順に乗り込んだので、どんな運転手かは時の運。ドキドキしながらトゥクトゥク初乗車です。

 結構揺れるんですが、それもまたプリウスにはない情緒を感じさせて観光気分に浸れます。今見返すとなんかピンクのマスコットがぶら下がってますね。なんだろう。良く見ておけばよかった。旧ゴール市街と内装を交互に見なきゃいけないもんだから、どっちも中途半端に覚えていなかったりしています。どうやら近くを通ったトゥクトゥクが勝手に、アディダスのマークを付けていて高級感を醸し出していたらしい。

 こんな感じでブーンブーンいわせて旧市街を走り回りました。旧ゲーム脳なので気分はリアルマリオカートでございました。ファッフォー🍄

 現地の乗り物に乗るだけで現地の生活を覗き見した気分になり、安直だけど歩いて観光するよりも身体に響いてくる臨場感がありました。日本でも夏はトゥクトゥクでいいんじゃないですかね?と思うくらいにはスリランカかぶれになりそうです。


 もっと乗っていたかったけど楽しい時間はあっという間にお終い。今度は徒歩で旧市街を巡ります。

 なんかあんまり説明を覚えていないけど、役所だかなんかです。写真を見返して気付いたんでタクシーの二人の上に伸びている黒い線!?なんですかね?

  もう一枚の写真にも写っている。なんかもう気になっちゃって仕方がない。近くにいる姉に聞いてみたら「スマホにヒビ入ってたんじゃない?」って勝ち誇って言ってくるけど、スマホの画面にヒビ入ってても写真に映るわけがない……聞くんじゃなかった。


 気を取り直して写真を見直してみました。

 そういえば古い教会にもお邪魔しました。説明も受けた気がするけど、全然覚えてないや。覚えているのは自分が映画や漫画の中に入っているような感覚で見学していたこと。あぁゾンビに追われて立て篭もるのはこういう教会だなとか、聖杯戦争の黒幕はここに潜んでいるんだなとか、そんな感じ。それと、スペインかどっかの貴重な絵が素人に修復されてのっぺりとした絵に変わっちゃったのも思い出していた気がします。どこに行ってもそんなことを考えちゃう、僕の頭の中身とフィルター。


 ゴール市街を歩いていると、先生に連れられた子どもたちが目の前を通って行きました。小学生かな?どんな状況で育まれているかわからないけれど、みんなキラキラして見える。

 この写真、すごく気に入っているんですよね。どこにいても子どもは宝だなと、大切にしたいなって思っちゃう。どうか、できるだけ健康で健全な日常が訪れますように。それとちょっぴり甘酸っぱい青春が訪れて、大人になってから振り返ってキュンとする生活が送れますように。

 あぁ、本当にこの写真が好き。世界平和を願うような気持ちと、日本で自分も未来に何か繋げられることをしたい、なんてことを感じていたのを覚えている。そして思い出す。


 さらにもう一枚。この後に撮った写真。

 お母さんと子どもたちに断って、許可をもらって撮らせてもらった一枚。このヒラヒラとした服は普段着なんだろうか。ドレスみたいだけど、何か特別な装いの雰囲気ではなかった。そして、子ども達の興味を持ちながらも少し恥ずかしそうにしている佇まい。こんな目で真っ直ぐにみられると、失敗することはあるけれど真っ直ぐ生きなきゃと襟を正される。幸せになってほしいなぁ。僕も幸せになるし、みんな幸せになって欲しいなぁ。


 そんな感じで、ゴール市街を練り歩きました。本当はですね、買い物もしたかったんです。昼食もここで食べる予定だったんです。けれどもちょうどこの日にスリランカでも‪COVID-19の一人目が見つかって、まだその時は初発の地域の情報しかまだない状況でした。なのでマスクをしていましたが、他の観光客との接点をできるだけ無くそうとのご配慮があり、予定変更で買い物などはできずに旧ゴール市街を去ることになりました。

 憎いあんちくしょう。言ってもしょうがないけれど、市街観光が次回スリランカに来た際の楽しみにとって起きます。スリランカの人たち、このご時世でもどうか元気でいてください。


 そんな感じで世界遺産の旧ゴール市街観光は終了。この後はアーユルヴェーダ施術を受けに行きました。頭にオイルを垂らしまくるシロダーラもやってきたので、来週はそのお話。



BGM:大友良英「花束みたいな恋をした テーマ」

だいだい舎

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