備忘録 2021.2.9(火)コーチング
昨日から10分コーチングというものに参加している。正確にいうと昨日はその助走で60分のセッションを行い、今日から約一ヶ月毎日10分コーチングセッションを受けるプログラムが始まった。コーチングに興味を持って感じた良い感触と、覗いてみたて感じた良く思えない感触があったので、それをそのまま簡単に書いてみる。誤解を招くと困るから先に言っておくと、この後の一ヶ月を僕は楽しみにしています。
コーチングの印象と敬意
コーチングは教育やマネジメントを学ぶ中で目にする言葉である。患者や利用者へというよりは教育やマネジメントの抽斗を増やしたいという思いで、関連書籍を読むなどの学習はしていた。Googleチームビルディングなどの書籍に出てくるコーチングという言葉には、カウンセリングにも共通するスキルや自己の実践経験からも頷けるマネジメントのマインドが書かれている。また、実際に接したコーチングを生業としているプロの方の中には、高い倫理観とスキル、そして相手を操作しようとしない謙虚さが伺えた。特に僕が学ばせていただいた講師の方は、倫理観、素養、経験、スキルなど本当に高い水準の方だと感じている。何より相手を尊重し、どうにかしようとしないところが人間として尊敬できる。それだけは絶対に言っておかなければいけない。どうしてかというと、これからコーチングに感じたもう一方の良くない側面の話をするからだ。
ザラっとヌメっとするところ
尊敬できる方がいる一方。改めてコーチングを学ぼうとインターネットの世界を遊泳してみると、胡散臭さやマルチと評価している方が一定数いることを知った。うん、確かに、大いに同感、僕も凄く感じる。コーチングをスキルとして学ぶとマルチ臭さはなく純粋に実践レベルで使える技術である(※コーチングを生業とするまで昇華したわけではないので間違っていたら指摘して下さい)。ただ、コーチングと検索すると中には本当に香ばしい匂いがするものがある。これは個人的な感想なのだが、コーチングに限らず主語を大きく謳っているものをみると、搾取の気配を感じてしまう。香ばしくヌメっとした感じ。さらにそこに年収〇〇万とか書かれていると、もう本物だよね。まぁこれは完全に好みの話でお金がゴールの人にとっては余計なお世話なんだろうけど。僕は別に夢や可能性を追わずに挑戦せずに現状維持で生活しても良いと思うから反りが合わないんです。誰かの人生を大きな主語が書いたプラカードを掲げてどうにかしようなんて、そもそも烏滸がましいんじゃないんでしょうか。結果は相手が感じて口にするもので、それは看護も同じ。夢があってもなくても応援する。可能性なんて言われなくたってあるんだから支える。挑戦してもしなくても豊な生活を望むならそばに居る。進化ってそもそも何?みたいな感じでいた方が、生きやすくない?大きなことを目指してもいいんだけど、それを誘導するのは性に合わない。とにかく、香ばしいホームページは圧が強い。〜させたいって、何様。圧が強いのよ本当に。ってどうしても思ってしまう。
というのが、コーチングにほんの少しだけ頭を突っ込んで感じたこと。まぁダラダラ書いたけど、要は倫理とビジネス臭をどう感じるかの話。僕が出会った人たちは皆さん悪意なく良い人で、一生懸命の人が多かった。それだけに一歩間違うとマルチの末端になる親和性を感じた。どこも授業料は安いとは言えないし、まぁそこが心地良いならそれも別にいいんだと思うけど。僕はコーチングに正当な職業としての面と香ばしさの両方をみたから、どっちも言っておいたほうがいいのかなと思い書いている。
じゃあなんで受けるの?
ってことで、それならなぜ今回10分コーチングを受けるのか。正直通常コーチングで行われている60分という枠を決めてのセッションを受けようとは思った事がない。ありがたいことに情緒はだいたい安定しているし、福沢諭吉の出入りに関して以外は考えれば自分で解決できている。それと、大体のことは寝たら忘れる。
ただ以下の点が気になり10分コーチングを受けようと思った。
①約一ヶ月毎日10分のコーチングは、怠惰の極みで物事が進まない自分の場合、短期集中ブースターとして効果があるのではないか。
②コーチングというものを語るなら、経験してから語らなければ一方からの意見となってしまう。自分が受けることで学ぶこともある。
③そう考えていた時にちょうど、この方のコーチングなら受けてみたい。という方が募集をしていた。むしろこの方以外のコーチングを受ける自分が想像できない。
④で、あれなの。今ならトライアル価格なの。
こんな感じで条件が揃ったので、楽しんでみようと決心した。絶対毎日信頼している人に誘導なしで伴奏されたら絶対面白いなって思ったので。そしてあわよくば一人では考えられない角度の思考ができたらいいなって。そんな感じで決めてみました。
BGM:赤い公園「pray」
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