雑記 2021.2.1(月)漫画家さんへの勝手な偏見

 何だかんだと夜中にclubhouseを聴いている。漫画家さんが話しているのを隣のテーブルで聞き耳立ててる感じ。漫画家さんの生の声を聞くことってあんまりない。そんな楽しみ方をしている。


 しばらく聞いていてふと「漫画家さんにもclubhouseで話している時間があるんだ」と考えている自分に気付く。いや、あるよね。ないわけないよね。って思いながらも考えちゃうわけ。漫画家さんって常に締め切りに追われていて、逃げ出したり、途中白塗りミスを見つけて、血反吐吐いたりして何とか原稿を仕上げたら、休む間もなく次の原稿。みたいな勝手なイメージ。漫画家漫画とかバクマンとかで作った勝手な偏見。そうだよね、漫画家の皆さんにも趣味を楽しんだりボーとしたりする時間があって欲しい。たまに産みの苦しみがありながら、そうやって楽しい漫画を描き続けて欲しい。なんて勝手に思う読者。知らない間に染み込んでいる偏見を常に摘み取っていきたい。


 山下紘下さんの『エラー』と桜庭一樹さんの『分断されていく世界で』が読みたくて買った文藝春季。他にも読みたいものがあるけど全然進まないの。『エラー』は“食べる”という生きることに直結した物事とショーとしても食を扱うフードファイトの話が、直向きにしか生きられない人がショーとしての人生と上手く向き合えない時の歪み、みたいな日常で感じる危うさと重ねて読んでいた。途中まで感じていたエラーと最終的に滲みよるエラーの違いに引き込まれて読んだ。『分断されていく世界で』はこれから続きを読む。

 

 で、月曜なのでジャンプを読んだ。ちょっとページを読み進める感じで書いてみるから、手元にジャンプがないと珍紛漢紛だと思うし、誰がこれを読むんだろう。まぁ、自分が楽しいから書くけど。



今週の優勝は呪術廻戦。おめでとうございます。


1)お、センターカラーは乙骨なんですね。遂に登場。

2)何?久保帯人が好きだったの。知らなかった。浅学ですいません。その視点で見てみます。

3〜4)東京が真っ暗になったのね。この絵で壊滅さがわかるのが上手。で、愛知が輝いている。

5)説明をこの方法で書くのは好き。誰が話しているのだろうと考える頭の動きが楽しい。官房長官と総理大臣の並びで菅総理が思い浮かんだ人は結構いそう。あと放たれたのは呪霊の数は1000万っていう規模よ。先週の話だとそこから蠱毒が起こるんでしょう。

6〜7)見開きで文字をジッと読む。細々風刺みたいなセリフもあって、読めるしテクストの外を勝手に読んじゃう。呪術派閥の東京・京都・大阪の思惑も今回の背景にあるんだろうか。折角学生たちは打ち解けてきたのに。こうなったら東京オリンピックはもう諦めようね。

8)銀座、和光?だよね。

9〜12)読み進める。

13)お、誰きた。表紙絵の乙骨か。

14)乙骨だ。で、笑顔。今は刀で戦うスタイルになった?

15〜17)生き残っている東京の人たちには呪霊が見えるようになった描写の確認。で、必殺リカちゃん登場。でも、里香ちゃんって成仏したよね?姿を見せないのは考えさせるため?前は里香ちゃんて読んでいたのがリカちゃんになってる?リカちゃん人形って呪いの電話とかもあったよね。

18)17ページ最後の蝋燭の斜めのコマからの場面転換が映える。すっとシーンが変わって読み手の温度も変わる。で、ゼーレ。

19)ゼーレ、遠隔だと思ったら後に普通にいるタイプね。命令に従う?五条先生の教え子とか関係ない?なんの話をしているか理解が追いつかないけど、進める。で、棘くん腕失ってる。左だけ?右も?この包帯みたいなのの巻き方だと、左前腕だけか。過去回読み直してみよう。腕は術式に関係ないからまだ前線に出てくるな。

20〜21)文字を全部読んだ後一旦19ページに戻って整理。ゼーレは呪術総監部なのかな。乙骨は五条悟の教え子だから「二、五条悟〜」で五条と夏油が共同正犯と見られているから「これで僕が〜」に繋がってるのね。棘くんの腕をやったから五条云々関係なしに乙骨は虎杖を殺します。みたいな話。で、いきなりの夜蛾さん死罪認定。これは思惑が渦巻いてこうなっているのか、夜蛾さんが違う勢力だった突然の開示なのか、面白い。それにしても乙骨の目がイってる。

◯先々週からの盛り上がりがここに繋がって絶頂の回。3ページ目からコマの流れも映画みたい(という映画上位みたいな例えがウンチだけど)で作風に合いカッコいい。さすが久保帯人好き。スタイリッシュ。来週から乙骨編が始まるのか。1巻から読んでいる人は虎杖と五条が主人公だけど、0巻スタートの人にとっては乙骨が主人公でモブの話が進んでやっと戻ってきた漫画になるのかな。乙骨も馬鹿じゃないと思うから、思惑があってのこの振りであって欲しい。



僕の中ではいつでも優勝のアンデッドアンラック


1)はい、アンシーンはしっかり能力と経過、気になっていた第3の目も説明し1ページでドロップアウト。最後の「解消した」がアンシーンの伏線1ページ解消を掛かっている気がして面白い。おまけに「リップ指示」ってところでリップ勢の思考の盛り上がりも担当する役割を与える巧さ。

2)「ルールだと認識」?理に縛られすぎた思い込みをアンダー側も異なる角度で工夫しているっていうひとセリフ。ふたコマ目のリップのイナバウアー、先週ポケットに手を入れているのと出してるのが混在していたけど、出しているのが正解でちょっとスッキリ。

3)よかった、先生生きている。右腕なくなった心配だよね、風子。漫画家の命だから。

4)アンディの思考の瞬発力を文字で表すのと、飲み込む風子に本を超えての成長を伺わせるページ。ちなみに腕から死刃を出している姿はJOJOのカーズを思い出させていつもカッコいい。

5)生きて、先生。

6)うさぎ正式にお目見え。バックスは何?バニーが名前?絵が一人だけ違うのは能力を示している?

7)初めてアンディ以外に積極的不運付与する場面じゃない?成長。で、銃にバニーが手を伸ばしているシーンが6パージにしっかりあるのを確認。こういう読み返しが好き。銃ってアンダーのアーティファクトだから回収だよね。

8)銃が吸収。何の否定なんだろうと考えるけど、全然思いつかない。的に心配する風子。らしさは失っていない。

9)バニーが何の否定かまだ気になっている。で、ここでまた風子らしさ。

10)アンダーの整理。こういう何気ないコマにしっかり説明を持ってくるのが巧みだと思う。設定とかが好きなのでグッと引き込まれるし、話の腰をおらずに説明回を儲けずに深みを作れる。まぁ実際なら相手に言っちゃいけないセリフだけど。バニーの銃回収はファンの目的に繋がるのか。

11)「アークには乗れない」は、辿り着けないってこと?アークの条件?勝手に読ませてくれる余白。リップの寄りのコマがいい。それと、先生の死亡フラグがやや和らぐ。まだいい塩梅で生かせるよね。

12〜13)で、ふたコマで妄想させる開き。匂わしと回収。匂わせはリップラトラ線の妄想。リップの右目はどうしたの?執刀のタイミングで能力発動?どうして二人が似たタイミングで理解したの?で、回収はリップの武器がメス=医者設定。あとラトラは不当で確定かな。リップが言う「治せる」は不治だからこその言葉選び。個人的にはリップのピアスがずっと気になっている。中は血液?意味ないことかな。

14〜15)リップは活きるね。九能の母が好きだろうのくだりで、おいおい共戦がありそうな気はしている。血の涙はどのタイミングで起こっているんだろう。前回はどんな場面だったか後で見直してみよう。寿命をかけて助かった弊害が子どもになったってことね。誰かの能力なんでしょう。きちんとフードの紐が跳ね上がってて細かさが好き。

16〜17)ラトラも来たね。なんで今回別行動か気になっていたから、良かった。それにしてもこのバイク箒は既視感があるけど素敵。乗り方が好き。

18〜19)で、今回オータム捕縛だったのを思い出す。来週サクッとオータム終わらせそうでそのテンポにも期待。

◯落ちない。面白さが落ちない。好みなんだろうけど、完全に好き。ただ読んでも面白いけれど、その週で物語に乗せてしっかりと答え合わせ(回収)と問題(伏線)があって、予習復習をするとより楽しめる授業みたいな漫画。バニーはバックスでバッグスバニー?トゥーン?アンリアリティ?全然わかんないや。でも、考えるのが好きな人は楽しめる漫画だと思う。



新連載とか

 

 新連載の『アイテルシー』も面白かった。犯人の掘り下げなさに驚いたけど、最後のページでグッときた。「そう彼女は語り始めた」っていつどこから?「毒を以て毒を制する 二人の刑事の話」って、弟よ、お前もか。『女:男』『白:黒』『兄:弟』『上コマ:下コマ』の対比。『二月』『二人の刑事』『兄弟』『相生』という二を一という見方。加害者のところの名前が□■になっているのも気になる。どうか、10週続いて下さい。

 

 逃げ上手は二話目も癖を描きつつ面白かったですね。何これ、誰にどこに需要あんの?って思いながら楽しいから今日も書いている。



BGM:女王蜂「超・催眠術」

だいだい舎

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