バザールに行きましょう、サロンを履いて

2021年1月1日(金)。

あけましておめでとうございます。


本日2本のpostになってしまいますが、金曜なのでスリランカ旅行の話をします。前回は象の孤児院で象とわしゃわしゃと戯れたり戯れなかったりした話。

象の孤児院を後にした私は、バスの中で象の愛らしさを振り返りながら、同時に少し前の自分ならこんなに楽しめなかっただろうなんてことを考えていました。


今でこそカワ犬に無償の愛を百万馬力で捧げていますが、数年前まではイッヌどころか動物全般に興味がなく、象の写真を撮るなんて考えられなかったのに。ちなみに高校生の時に修学旅行が終わり、写ルンですから仁王像のみが素敵なポーズで写る写真が出来上がって「旅行のテンションって恐ろしいな」と思ったのを今でも旅の教訓にしています。


そんな自分の変化をバスの中で噛みしめて、カワ犬による変化があったからこそスリランカ旅行に繋がっているんだなと感慨深くなっていました(そして旅行後の今の自分やこのpostに繋がっているんですよね)。


象と、象を養い養ってもらう人達、そこに集まる人達とその人達に集まる人達、ありがとうございます。皆んなすごく可愛かったです。



白い歯と くじに惹かれる 飴の市


象の孤児院を後にして、次はバスでキャンディ地区にあるバザールへ向かいました。異国のバザール。旅番組でよく見るやつです。現地の人達が日々の生活に必要なあれやこれを買い求めて集まる場所。バザールでござーる。バザールと聞いて声に出さずにはいられない日本語。


「さぁバザールに着いたよ」との声でバスを降りると、そこには沢山の人・人・人。観光客ではなく現地で生活する人達で溢れかえるその風景はスリランカ旅行で感じたかったものの一つ、現地で生活する人達と場所でした。心地良い三密。まだバザールに踏み込んでもいないというのに、否が応でも気持ちは昂ります。


日本では感じられない空気。いつかテレビで見たけど、テレビでは感じられない空気。8Kでも16Kでも、5Gでだって感じられない空気。

バザールに入るとまず、小さな紙を貼り付けたボードを指差し何やらおじさんが笑顔を振りまいていました。


何コレェ、何やってんのぉ、そして何よその笑顔。写真撮っちゃうよぉ〜。パシャ。

もう何がなんだかわかりませんが取り敢えず一枚撮らせてもらいました。パシャ。


聞くとおじさんが売っているのは現地の宝くじみたいなものらしいです。パシャ。

何ソレェ、そんなの聞いたら余計に笑顔が胡散臭くて楽しくなっちゃうよぉ〜。パシャ。


おじさん、写真を撮らせてもらっても嫌がりもせず寧ろ白い歯が光る満面の笑顔をくれます。なんか良くないですか、こういうの。胡散臭い宝くじを満面の笑顔で売るおじさん。大好きな写真の一枚です。


朝に写真を撮らせてくれた新郎新婦さんもそうですが、スリランカの人達は皆んな写真を撮るときちょっと照れた素敵な笑顔をしてくれます。今の日本で手っ取り早くこの笑顔に出会うには、お年寄りを集めて羽毛布団や体に良いしお酢を売っているところに行くしか無いんじゃないでしょうか。パシャ。


これくらいの笑顔を交わしながら毎日買い物したいなぁ。楽しいだろうなぁ。

記念におじさんから宝くじを買いたかったですが、ツアーはどんどん進みます。残念ながらおじさんにはお礼だけを伝えて立ち去りました。おじさん、幸せになってね。ここから高額当選が出るといいね。


雑踏をかき分けて、ツアーは進みます。

見たことあるようでやっぱり何か違う野菜。

凄い速さで歩くのでブレる野菜。

ショーケースに入った凄く甘そうな砂糖菓子やパウンドケーキみたいなお菓子。暑いのに保存はどうなってるの?

で、何で靴脱いでそこ上がってんの?


何の肉か分からないけど大胆なディスプレイ。肉をぶった切るおじさん。


キャンディのバザールでは肉はほぼこのスタイルで売られていました。あと、写真は残っていなかったですが魚もこのスタイルで平積みでした。この辺りはかなり肉とか魚とか、そして人とか動物とかの生活の匂いが満ち満ちていて、とても生活が溢れていました。感じた日本と違う空気はこう言う裸の生活感かも知れません(匂いが実際に違うと言うのは置いといて……)。


日本人からみたら大雑把なこの食品の取り扱い方、この緩さが今回感じた現地の人の屈託のない笑顔と愛くるしさに繋がっているのかななんて、今になって勝手に考えたりします。



そして、はい来ました。スパイスです。

流石スパイスの国、スリランカです。ドーンとスパイスが売っています。綺麗だなぁ。スパイスは美味しいし、綺麗だなぁ。※スパイスが好きなんです、僕かぁ。

なんかこう見ると肉だけ異様なディスプレイだけど、他はとても整理されてるなぁ、なんて思い返しています。駆け抜けるように歩いたバザールでしたが、見ているだけでも本当に楽しかったです。

バザールでみる生活感は何より活気に溢れ、スリランカの人達の生活にほんの少しだけ触れられた気がしています。このバザールがあった事で、この後のスリランカでも現地の人と少しでも関わりたい、知りたいと興味が湧き行動できました。当たり前だけど、知らない土地でも人は生きている、生活している。世界は広い。一人じゃない。




ここから先 サロンの魅力に 誘われて


最後に、このバザールではスリランカ旅行での大きな思い出となる『サロン』との出会いがありました。最初の宝くじおじさんやお肉のおじさんがスカートのようなものを履いていたことをお気付きになりましたか?あれ、スリランカの男性が履く『サロン』という平常着なんです。


見逃した方ののためにドーン。

も一つおまけにドーン。

うん、素敵なサロンです。


サロンは筒状の布地を腰のあたりで折り畳んで履くスカートの様なものなんですが、ホテルマンの方やガイドの方が履いていて朝からとても気になっていたんです。

現地の平常着を着て過ごす旅、サイコーじゃないてますか?

うん、誰が何と言おうとサイコーです。


朝起きて思っていた以上にスリランカは暑く、持参したズボンでは窮屈なこともあり、朝からバザールで良いものがあればすぐに購入しようと決めていたんです。で、バザールのフリータイムで早速サロンを探しました。夢中で探しました。そして買ってしまいました。


しかも、3枚もね…。だってどれも素敵だし、選べないし、何よりお安いんですもん。ちなみにそのうちの1枚が写真の左です。

素敵でしょ、サロン。涼しいし、素敵だし、絶対に日本の夏にも最適です。


スリランカはバザールもサロンもサイコー!と振り返りながら、いつかまた絶対にスリランカに行こうとこれを書きながら強く思いました。


行きましょう、スリランカ。履いて行きましょう、サロン。


BGM:ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」

だいだい舎

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