2021.12.7(火)見えない下駄箱
昨夜のスープが残っていたので、朝からモリモリ食べる。山盛りのパイナップルも添えて。半切れにしたシュトーレンは相変わらず美味しい。幸せを追うアドベントカレンダーの筈なのに、日々の満ち満ちが終わるカウントダウンに感じてしまう。こんな日がずっと続けばいいのにな。口には出さないけれど、そんな朝。
可燃ゴミをかき集め、黄色い袋に引っ詰める。頭陀袋と黄色い袋二つを持って玄関を出て、黄色い袋とはすぐにさようなら。わずか30秒のいつものみち。すぐに着いて、いつも通りに下駄箱の扉を開ける。前の職場は扉のない下駄箱だったけれど、下駄箱は扉があるタイプがいいよね。思春期にさっ、扉を開けて何が入っているかドキドキしちゃったりするでしょう。あの感覚がふとした時に頭をよぎる。でもまあ、高校の下駄箱どんなのだっけなって思い出しても、扉のあるなしどころか下駄箱の記憶がひとっつもないのだけれど。全て見えた方が楽なのに、見えないところに興味をそそられるんだから、人って全くわがままだ。
昨日と今日と、隙間の時間で次年度のスケジュールを整理する。今年と同じ仕事と、新しい仕事。今年と同じ仕事なのに、景色の違う仕事。手帳の上では同じようで、扉を開けるまでわからない日々に心を躍らせながらマスを埋める。
帰宅して、お風呂上がり汗が引くまで横になる。そうしたら、小一時間タイムスリップしていた。LINEがいくつか来ていたけれど、気付かずに眠り続けていたようだ。10数年の習慣で、着信音には敏感に反応するように形成されていたのに、と反応できなかったことが悔しくなる。別に、誰と何を比べるわけでもないのに。で、起きて細々とやることをやる。途中、家から通知が来ていたけれど、LINEの通知オンが囁きみたいな音量になっているのに気付く。設定を変えたわけではないのに、とあれこれイジるが相変わらずウィスパーボイス。こんな時は再起動に限るので、ボタンを二つ押して仕切り直す。すると、途端にきた通知がいつものハッと気付く音量に戻っていて安心する。通知で目が覚めなかったのは、僕のせいではなくiPhoneのせいか。と、謎に安心する。
BGM:水いらず「ほとんど、空」
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