2021.10.24(日)犬肌を知ってしまったヒトは

 寒かったのか、いつもなら朝方に布団に入ってくるのに昨晩は寝始めから布団に潜り込んできた。かわいいカワ犬。ラヴ。犬肌を知ってしまったヒトは、もうあの頃には戻れない。

 僕が起きるまで隣でひたすら寝ているカワ犬。1〜2週毎くらいしか帰れなくなってから、べったり具合が加速している。起きていたら起きていたで、膝の上に上がりたがったり隣にピタリとくっついていたりする。心に決めて飼ったのに、離れ離れで生活していることに後ろめたさはある。けれどこれが生活だから、今できる中で精一杯愛情を注いでいるよ、大丈夫だよ、と自分に言い聞かせながらカワ犬への気持ちを処理している。それに我が家のカワ犬だから母親も姪も愛情を注いでくれていて、今はこれで良いのだ。ね、カワ犬。

 夕方まで愛情の限りを尽くして可愛がり(と言ってもほとんど寄り添ってウダウダ寝ていたのだけれど)、夕飯を食べて実家を後にする。帰り支度をし出すと察してソワソワし出すカワ犬。いつもながらこの瞬間がとても切ない。バッグに入れて仕事場に連れていきたくなる。また再来週ね、カワ犬。

 仕事場に着いて、天気が良いのですぐに着替えて走り出す。天気が良いと言ってもだいぶ寒くなってきたので、今日は手袋を履いて出た。正解。肌に当たる風がかなり冷たくなっていて、手袋がなければ悴んで辛い寒さだった。冬の寒さかというと、まだ鼻腔をつんざくあの感じはないけれど、風や空気がだいぶ冬に近付いている。


BGM:橋本絵莉子「引っ越し(Demo)」

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