2021.10.22(金)スープカレー

 朝、外に出たら雨が止んでいた。空を見て真っ先に浮かんだのが「今日は走れるな」で、走るが本を読むと同じくらい馴染んできたのがわかる。走るが食う寝るまでになるとそれはそれで強過ぎるので、今くらいの仲で末永く付き合っていきたい。

 一夜明けたのに、昨日のカレーを思い出すと脳と口が嬉しくなる。近いうちにまたガッツカレーを食べに行くことになるだろう。というセルフ予言をする。強さとクセを感じるネーミングに反して、ルーに溶け込むガッツの優しい甘さが記憶にある。スリランカで毎日食べたカレーのような、日常と表現したくなるおおらかさなカレーだった。まぁ、ただカレーが好きなだけかも知れないが。

 金曜日。今日の職場は出前を取ることになっている(強制ではない)。この、週に一度平日のおわりに一丸となって(それぞれにだけれど)お昼何を食べるか迷う。という時間がとても好きだ。一つの注文表を見て、迷って、周りの注文をそっと見て、決めて、届いた食事をみてあれこれ言う。一つの共通の作業に対してそれぞれの価値観が見え隠れする物事は、心理的安全性を確保するための価値観ベースのすり合わせに必要で、この週一回の儀式はそこに繋がっている気がする。良くわからんけど。僕が出前でワクワクしているだけかも知れないけど、遠目にそう感じる雰囲気がある。

 ちなみに今日のお昼はスープカレーだった。二日連続のカレーに一瞬腰が浮く。数日待たされたカレーが、今度は連日で襲いかかってきてわなないてしまう。カレー好きだから我慢できたけど、次男だったらきっと耐えられなかったと思う。

 結局、エビスープをベースに肉がいっぱいのマンスリーカレーを注文した。カレーの辛いのは苦手なので辛さは0にする。カレーが辛いと味がわかんなくなってしまうので苦手だ。辛いカレーを美味しく食べられるギフトは少しだけ羨ましい。届いたスープカレーは見事に美味しく、華麗に昼をフィニッシュした。

 こういう連続って案外続くので、きっと明日実家に帰ったらカレーが出て来るんだろうなとワクワクしてる。

 夜は走る。かなり寒くなってきたけれど、まだ走り出した暖かさで相殺できる気持ち良さはある。手だけは凍えそうになったから、明日からは手袋をはこう。走りながら明日の走る準備を考えていて、日々が続いている感じがした。


BGM:小袋成彬「Strides」

だいだい舎

認知症についての講座、相談、専門職への研修、人材育成、チーム作り支援などをしています。認知症になってもともに豊かに暮らす毎日を目指して活動しています。 お気軽にお問い合わせ下さい。

0コメント

  • 1000 / 1000