2021.10.8(金)ほら。無花果のどら焼きだよ

 昨日の夜は久々に走ったせいか、ぐっすり眠れた。ぐっすりという言葉はgood sleepから来ていると思っているのだけれど、どうなのだろう。そうでなければこんなにピタリとハマることはないという所感を持っている。調べたらすぐわかるけれど、調べないで信じておきたい事のひとつだ。

 今日はお休みを頂き、朝から所用を兼ねて旅に出る。good sleepしたので準備を全然していなくて、朝になって支度が全然終わらないのに時間だけが押し寄せてきて久々に焦る。全身滝汗まるで夏。ただそこは大人なので必要なものは現地で用意しようと途中からシフトチェンジする。そこからギュインと加速して、一気に出掛ける。これ、ただの一人旅なら面倒になって辞めていたかもしれない。楽しみにしていることでも、割りかし高確率で直前に「あーヤメたい」って思うことが多々ある。行くんだけどさ、直前にそんな気分になっちゃうの。

 ずーっと、大人になっても駄々をこねたい時があるんだよ!と声高に叫び、日記にも何度か聞いてきた気がする。その願いが叶いが伝わり、今日のOVER THE SUNでスーさんと美香さんが大人の駄々について語ってくれていた。ほら、大人だって駄々をこねたいんだよ。ヤダヤダ言いたいし、ふんふんふんふん言い続けたいし、寝転がって四肢をばたつかせたいし、大きな声で叫びながら辺りを走り回りたい。あー四十超えた大人の本気の駄々を見せつけてやりたい。すげーよ、きっと引くよ。

 旅に出て、お昼過ぎにデザートのコースを食べた。コースの最後のデザートじゃなくて、デザートのコース。もう響きがすでに神々しい。「デザートのコース」の響きだけで強くなれる気がしたよ。ささやかな喜びをつぶれるほど抱きしめて。…うわぁ、スピッツが出てきちゃうくらい夢見心地になる甘美な響き。もう甘美というか淫靡というか藤山寛美というか、もう知ってしまったからには以前の自分には戻れなくなるコースでございました。ラヴ。

 昼間っからデザートのコースを堪能して、次は所用の為に移動する。途中でフルーツサンドよろしくフルーツどら焼きの店の近くを通ることが発覚して、迷わず立ち寄る。というか、ちょっと遠回りして立ち寄る。旬のフルーツに餡子だけではなく白餡やカスタードや生クリームがふんだんに挟まっているどら焼き。しかもしっとりともちもちが選べるシステム。これは痒いところに手が届いているどら焼き。ドラえもんも涙するよ、これ。何にしようか迷いながらやっぱりこれにしました、無花果!いちじく!イチジクと白餡のもちもちどら焼きに決めました。そしてね、これが、こういうのって意外に想定内にぴったり収まる味なのが大概なんですけど、食べたらうわぁってくらい美味でございました。カロリー取り過ぎだけど、まっこと幸せになるどら焼きでございました。

 で、所用を足して夕飯を食べに行く。まるめ食べ歩く旅。夕飯は、イッタリアン。ずっと行きたかったイッタリアンのお店。まずは前菜。ずっと食べたかったストラッチャテッラとトマトのカプレーゼを食べる。うっ!これは!!想像の2次元超えに美味しい!まじ、頬が落ちる。下垂する。これだけふた皿食べたくなるやつ。あーあの人にもあの人にも食べさせてあげたい。出来れば一緒に食べたい。無いはずの母性が大爆発する。で爆発しながら真鯛のカルパッチョを食べて、次に出てきたセセリのバター焼きで今度は父性が溢れ出る。世界の子どもたちにこのハーブとレモンとバターで濃ゆいながらも酸味でヒュッと爽やかさを感じるセセリを食べさせてあげたい。食べたく無いって言っても「これ食べないなんて損してるよ」なんて間違った父性を溢れさせて食べさせたい。そんくらい美味しかった。ここ、期待値越えたぜ。この後は牛ヒレ肉の胡椒ソテーで後頭部を殴られて、パスタまで食べちゃって、ドルチェにはピスタチオのパンナコッタでフィニッシュする。幸せは…ここにあったんだね。父性も母性も蓄えて、新しい僕が今日ここに爆誕した。今日はもうチートデイ。わがままだって言ってもいいくらいに幸せな日だった。食って大事だね。

 久々のテンションで駆け巡った日記。思うがままに書くって楽しい。特に食の話は楽しい。夜にザーッと書いて、朝読んだらなんだこの日記って思うんだろうけど、たまにこんなのもいいな。今日もgood sleepしよ。


BGM:ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」 Ep.54

だいだい舎

認知症についての講座、相談、専門職への研修、人材育成、チーム作り支援などをしています。認知症になってもともに豊かに暮らす毎日を目指して活動しています。 お気軽にお問い合わせ下さい。

0コメント

  • 1000 / 1000