雑記 2021.2.26(金)己とのがっぷり四つする10分間

 卒業講演という初めての仕事は新しい体験だった。彼彼女らと、僕のこれまでを振り返りながら一緒に考えていく120分。という構造で行った。うまく出来たんだろうか。新しいことをするといつも不安になる。仕事として対価提供ができたかという点と、自分に恥ずかしくない仕事ができたかという点と、変なこと言ってなかったかなという点と、まぁやっぱり色々考えてしまう。初めてだから、普段やっていることより振り返りたい点が多くなる。でもうまく?って何だろうかと思っていたりもする。当たり前だけど、僕のうまくと彼彼女らそれぞれのうまくは違うから、彼彼女らが楽しく何かを考えられた時間だったら、それで価値があるのだとも思う。アンケートもとっているみたいだから、評価をしっかりといただいてこれからの活動に落としていこう。

 120分喋った後の回転寿司は、それはそれは格別でした。ごめんね、そして頑張ってね。


「それで、行動してみてどうでしたか?」


 ん〜。昨日10分が終わった後に即行動してみたけれど、正直成果が上がっていないから評価ができない自分がいる。数的なアウトカム評価だと意味がないことになってしまうから。でも、行動してみたことで応援してくれる人が目に見えて、それは単純に励みになるし嬉しかった。その気持ちは大事にしたい(一方でだからこそ成果に繋げられず申し訳ない気持ちを抱えているとも思う)。でも……、違うか、……いや。ん〜結局それを客観的に評価が自分ではできない。


「先の話とか新たな質問をした時に、話を進めようとしながら「でも」って自分で言ってまた思考が戻ったり、澱む傾向が有るけどなんだろう?」


 あっ、カーンとゴングが鳴りました。信頼関係が構築されたからこそできる泥試合が、今日も始まりました。


 確かに普段から傾向としてあるかも知れない。なにこれ、考えるのに凄く苦労する。考えたことがない視点だから、これは脳が汗をかく。評価されることが辛いのか、いや、評価されないことの方が怖い。そう、評価と言えば、今日みたいな新しいことがあった時、同じ立場として厳しさを良しとしながら話し合える人が少ない気がする。…うん。少ない。特に今の社会情勢として、気軽に会うことも難しくなったし、じゃ改めてzoomで話そうか?みたいなことには忙しさもあってできていない。自分は家にいるのが好きだから、社交が難しくなったことへの影響ってないって決めつけていたけど、案外内省するとあるのかも知れない。


 輪か。ちょうど今日の朝、人に繋ぎたいと思える案件が回ってきた。自分の仕事を通じて輪や場が広がるのは、人や社会に貢献できたことで嬉しさを感じる。うん、これって大事だから夜が明けたら丁寧に取り組んでみよう。繋がりか、確かに蔑ろにしていたわけではないけど、群れずに一人でも踏ん張っていきたいという気持ちが先行していた気もする。今まで通りでいいから、少し広げて自分ができることを繋げていくのは面白いかもしれない。

 

 こうやって振り返ると、実行としても示唆として足跡がきちんと残っている3週間になっている気がする。


BGM:吉田豪の“雑談天国”#669409635


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