2021.2.22(月)一周年ありがとう


 昨年からずーっとずーーっと大好きで追わせていただいている漫画「アンデッドアンラック」が今週号の週刊少年ジャンプで一周年を迎えた。本当に嬉しい。この一年それなりに山や谷があったけれど毎週月曜日にアンデッドアンラックがあって本当に良かった。君の冷えた左手を僕のiPadにお招きする為のこの上ない程の理由になるから(ここまで息継ぎ少なめで早口です)。いや、本当に何がしたいのか分からないけど毎週感想をしたためるくらいに生き甲斐になっている。楽しみなことが毎週あるって生活の潤いが全然違う。エンタメの方が災害やこういう社会情勢の時に「自分たちは無気力だ」って言っているのを聞くことがあるけれど、僕はもの凄く励まされています。届かないけど、こういう言葉が届いていて欲しいな。

 生活の中で「来週アレがある」とか「明日あの人に会える」とか、そういう潤いに助けられて生きている。チクチクしたもので踏ん張り切れない時に、そういった拠り所がいつも支えになってくれる。人でも、本でも、音楽でも、映画でも、僕が思い浮かばない何かでも、誰かの何かはとても尊い。推しってやつだね。

一周年のアンデッドアンラック


1)ふふふ。今回だけってのがいいですね。一枚岩じゃないアンダーだからこその、敵だけど信頼できる友みたいな少年漫画展開。仲間になるよりよっぽどアツい。折れたペンが先生が一緒に戦った姿として映るね。

2〜3)ムイちゃんがきちんと書かれていていいね!あれ、ムイちゃんの無為って(人為的につくられたものでないもの。因果の関係を離れ、生滅変化しない永遠絶対の真実。真理。)的な意味があるね。

4)一周年。オータム戦最終は先生の振り返りと共に始まるんですね。

5〜6)ナレーションがここ数週の先生とヒーロー達の話をグッと深めます。共通認識としてまとめ的にも素敵な回。

7〜8)アンラックを「験担ぎ」という言葉のチョイス。こういう細かな言葉選びがサイコーに好きです。ラトラに乗り移る風子とのこのコマも、キャラクター達の即興なのに信頼が産まれたことを示している必要なコマ。

9〜10)久能明にとってこれは恩返しだったんだね。しかも命懸けとわかっての恩返し。具現化のコマのペンを持つ手の震えは何だろう。命を賭ける事を決心し(この命を賭けるは再び一人っきりの世界になると言うこと)、その勇気と恐怖からくる葛藤なのかな。

11〜12)アンディとリップの技。月とムーン。そして今後戦うことになる神は太陽で表される。ついでに出雲(風子)が日が沈む聖地ってところも背景で繋がってくるのかな。「今だ‼︎」の右側にコアが書かれているのも細かくて好き。

13〜14)ナレーションで今週までの答え合わせをしてくれる。感情も深まりながら物語も進んで、もう一周年クライマックスの一話ですね。解釈的には正しかった。やっぱり、少年はまた一人ぼっちになる。でも、大丈夫。一人ぼっちにはならないよ。覚えているから。とか思いながら読む。ほらそのコマでバニー「どうしよう見えないのら(別:先生が不明で見えなくなる」、風子「大丈夫‼︎(別:大丈夫、覚えているよ。一人じゃないよ」って言ってるでしょ。

15〜16)ナレーション、良い。「全て伝えたからです」…。漫画としてみるとオータム戦でも不運を使うのはこれしかないから、ここで使うよね。

17〜18)先生が集めた‼︎ここ、オータム戦の集大成ですね。

19)お、これって望んでいたやつ。終わったのを見守る先生が映るコマじゃない!?

20)ほら来た〜〜。しかも遠くから一人で見守る展開じゃなくて、しっかり拳で通じている展開!!!!!もうこれしかないじゃないですか。どうか神を他をした後に再開させて下さい!

21〜22)ここで「君に伝われ」を持ってくる物語。一年続いて本当にありがとうございます。途中からアンケートを送って良かった。これは戸塚先生の僕なんかじゃわからない努力や苦労と、携わっている方々の力と、そして読者の気持ちが繋いだ1年間の物語!って勝手に思ってもう一回最初から読み直しました。


 オータム捕縛編は展開が少しゆっくり感じたけれど、その分の没入が本当に素敵でした。この一周年にしっかりとグッとくる一話。本当にお疲れ様です。これからも本当に楽しみにしています。週刊連載は本当に大変だと聞いています。どうぞお体に気を付けて。これからも楽しみにしています。

 

 僕にとって生活はNOT EASYだけど。好きなものや人に支えられて頑張ります。


BGM:TENDRE「NOT EASY」

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