スリランカ:高原列車でゴトゴトと
スリランカ旅行から丁度一年、一年前の1月29日はスリランカ旅行五日目。金曜日にここで書いていなければ、忘れていることもあるなと思いながら、今日もスリランカの話を書く。前回は二日目の就寝までの話で、今日からスリランカ三日目のお話。
普段の国内旅行では、朝がすごく苦手。せっかくホテルの朝食を予約していても、眠さに負けて食べずにぎりぎりまで寝てしまう。スリランカ旅行中もそうならないか不安だったけれど、海外旅行の高揚感が助けてくれて、普段より早く、そして気持ち良く目が覚めた。二度寝をしないようにそのまま勢い良くシャワーを浴びて、身支度を整える。今日は山の中で茶積みの予定だから、動きやすく気に入っているGUのアクティブ何だかに足を通す。今日のために準備したアクティブ何だかだけど、本当はサロンを履きたい。せっかくスリランカに溶け込みたくて買ったサロンなのに、一日でも多くは来たかった。もう、履きたくて堪んなかったの。
そんな気持ちを抱えながら、出発の時間まで散歩をする。玄関を開けると、夜にみた景色と違う緑が広がっている。
何だろうこの木?茂ってんだか茂ってないんだか、わかんないんだが。見える木々も斬新。緑の色も日本とはちょっと違う気がする。
こちらは遠くに山が見える。昨日はプールに目が行ったけれど、遠くに山が見える。まぁ、当たり前だけど、どこに行っても山はある。今日茶済みに行く山はあそこなんだろうか。スリランカはお茶の国で、セイロンティーって聞いたことあるじゃないですか。スリランカはかつてセイロンと呼ばれていて、セイロンティーのセイロンがここかららしい。僕はスリランカに行くまで知らなかったけど、スリランカの話をすると割とみんな知ってるから、みんな博学。そんなスリランカの美味しいお茶を摘みに行くのが本日のメインイベント。
そんな感じで散歩をしていたら、キレイな衣装に身を包んだ新郎新婦さんが幸せそうに歩いている。ここのホテルでも結婚式。新婦さんは本当に綺麗。白い衣装で褐色の肌がより綺麗に見える。新婦さんは神様みたいな衣装。サザンアイズに出てきそう。ここでも写真をお願いする。笑顔で許可をくれ、はにかんだ笑顔で撮らせてくれる。忙しいのにありがとうございます。
昨日の夜はパーティーを見かけなかったけれど、やっていたのかな。それとも今晩パーティーなのかな。夜のパーティー、また見たいな。今度はマカレナ一緒に踊ってみようかな。
散歩を終えて、朝ごはんを食べに行く。今日もカレー、朝からカレー。でも、飽きずにさらさら食べられるカレー。まだ飽きがこないのはやっぱり不思議。写真はないけれど、そういえば果物も美味しいかった。スイカが大好きなので、毎日スイカが食べられるのは幸せ。写真はないけど。
ご飯を食べて、荷造りをする。今晩も違うホテルに泊まるので、毎日引越し。パッキングは大分小慣れた感じがする。色々なホテルに泊まれるのは嬉しいけれど、次来た時には二泊ずつくらいがいいな。ちょっとホテルでもゆっくりしたい気がするし、パッキングが正直、めんどくさい。
荷物をバスに積んで、一路鉄道駅へ向かう。茶積みを行うヌアラエリアまでは、なぜか鉄道で行く。我々は、なぜかノスタルジー溢れる高原列車に乗り茶を摘みに行く。バスでも行けるんだけど、我々は、3時間掛けて、高原列車で行くのだ。これも海外旅行の醍醐味。
ආයුබෝවන්
駅はこんな感じ。左上に書いているのが英語で、正面の上に書いてあるのがスリランカの公用語の一つシンハラ語です。初めて見た時はノリピー語かと思ったくらい可愛い文字達。例えば日本語の「おはこんばんちは」に該当するシンハラ語のオールマイティー挨拶「ආයුබෝවන්(アユボワン)」ですが、もう文字全部がいちいち可愛い。何なんでしょうかね、至る所にこの可愛らしい文字が散りばめられていて、いちいち見ちゃいました。මට
改札を抜けて、列車を待ちます。すげー、世界の車窓からみたい。なんて思いながら、意外に楽しんでいる自分がいる。目に映るもの全てが新鮮で、当たり前だけど、僕の知らないところで、生活している人がいる。色々なことを考えて、悩んで、笑って、生活している。නැවත
左に見える絵は、昨日の仏歯寺で習った大切なブッダの歯を運ぶ様子を描いた絵。駅に宗教の絵があるなんて、生活に宗教が根付いているってどういう感じなんだろう。日本も根付いているとは言えるけど、うーん、ちょっと違う感覚なんだと思う。すごく、信じる宗教を大切に敬っている感じがする。うーん、でも日本もそうか。感じていることを伝えられない歯痒さ。
駅には売店があって覗いて見たかったけど、まだ怖くて遠くから一枚パシャり。これがもう少し慣れてきた後半なら、きっと覗いて買い物していたと思う。早く勇気が欲しかったよ。スリランカのキオスク、次に取っておこう。යාමට
駅の横に公衆電話。でもこれ、鉢植えが邪魔して使いにくそう。スリランカの人たちも大勢がスマホを持っていたから、もう使われていないのかな。なんかこの写真、鉢植えとか横になった桶とかに実家感を覚える。列車が来るまでぷらぷらプラプラして時間を潰す。
そうそう、駅に犬がいた。スリランカには至る所に犬がいる。そして、だいたいこの犬種。なんていう犬だろう。狂犬病が怖いから近くには寄れないけれど、遠くから動画を撮る。どの犬ものんびりとしていて、威嚇してきたり噛み付いてきたりしない。スリランカの人たちみたい。
そしていよいよ列車到着。
やっときた列車には、世界の車窓感が漂っていた。あぁ、3時間列車で過ごすのも悪くないかも知れない。そんな気がしてくる。きっと、スリランカの人たちの生活を感じれるはず。
列車は古い想像通りの列車。それがまた勝手なスリランカ旅行気分を高めてくれる。外には生活として列車を使う人たちがいる。当たり前だけど、みんな生活している。親子で荷物を待つ写真、よく見るとすごく好き。
揺れる揺れる、すごく揺れる。何たってこんなところを走っているから。窓を開けて空気を感じるけれど、同時に草木も凄くって、油断できない。
タイムラプスで撮った動画が残っていたけれど、ゆっくりと普通に撮っても良かった気がする。せっかくの列車なのに、忙しなさを感じてします。もしかしたら早く列車を終えて茶摘みをしたい気持ちが出てきたんだろうか。
ごとごとと揺られながら、おかしを食べたり、話をしたり、ぼーっと外を眺めて過ごす3時間。こういう時間も良いのかも知れない。旅の途中でゆったりと生活を眺める時間。そんな感じで過ごしていたら、目的地に到着。次回はお茶のお話。අවශ්යයි
BGM:TENDRE「LIFE」
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