スリランカ:二日目の夜、ホテルとカレー
聖地キャンディの伝統的キャンディアンダンス、まさに終わりよければすべてよしなエンターテインメントでした。なんでも観てみるもんですね。
キャンディアンダンスがスリランカ二日目の締めのアクティビティ。あとは本日のホテル『アールズ・リージェンシー』に向かいます。今回の6泊8日スリランカ旅行はホテルも素敵なところばかりで、楽しみの一つでした。昨日は到着後の移動用のホテルでしたが、それでも十分綺麗で、夜の結婚式を眺めながら味わいながら初夜を楽しむことができました。なので、今日も楽しいことがあるはず、ワクワク。
歴史を知らないと分からない、その人たちの一部
日も落ち始め、お腹も適度に空いてきた頃、ついにホテルに到着です。スリランカのホテルでは毎度入り口で荷物検査がありました。飛行機の搭乗検査のように、ベルトコンベアに荷物を流し、ゲートを通して危険がないか判断されます。スリランカはこの旅行の前年4月に爆破テロがあり、海外旅行ができる様になった今でも安全確保のための対処がされています。日本のホテルでは見かけない風景。今日見た緑や海や空や人々から感じた穏やかさ、そして検査機器から感じるピリッとした何か。ホテルでのこの荷物検査という儀式に、どことなく違和感というか、なんとも言えない気持ちになりました。
スリランカは1983〜2009年まで内戦が続いていました。多民族国家スリランカのタミル人とシンハラ人の26年に渡る戦い。どんなことがあったんでしょう。この国の人たちはどの様な気持ちで過ごし、どのような思いが根付いているんでしょう。日本に生まれ戦争を知らず、自分の目の前のことしか知らない僕には、内戦というものが正直想像できません。いや、想像はできるか……。うん、深く想像しようとしたことがありませんでした。
そんな中の勝手な想像ですが、内戦が経験がスリランカの人々の素敵さの一部にもなっているのかなと思いました。争いなんてないに決まっているけど、なんだかよくわからないけど、よくわからないからこんなことしか言えないけど。それを考えながら関わると、尊厳をより大切に関われる気がしました。今と未来を幸せに生きましょうね。難しいことはわからないけれど、僕は感じたことを、大切にして、僕なりに次に繋げていきます。
アールズ・リージェンシーホテルへようこそ
荷物検査が終わると、今まで感じていたスリランカに戻ります。
そうして、荷物を持って、廊下からみたホテルがこれです。ドーン!
これぞリゾート!リゾートホテル!!テンションが上がるでしょう。
うん、部屋は綺麗だね。でも、あんまりスリランカらしさは伝わらないね、この写真。探したんですけど、部屋の写真はこれしかありませんでした。その代わりお次はドーン。
これは綺麗!ホテルの中にあるプールと謎の木。こんな異国感を漂わせられたら、もう堪らんのですよ。プールには入らなかったですが、ホテルはホテルで本当に気分が昂りました。このあとは夕食。早速バザーで買ったサロンを身に纏い、レストランに向かいます。
カレーなのよ、寝ても覚めてもカレーなのよ
僕は食べるのが大好きです。食欲にしょっ引かれてエンゲル係数爆上がり民です。当然このスリランカ旅行でも食べるものに、ことに、かなり期待を寄せていました。特にスリランカはスパイスの国、カレーの国、どんなカレーが食べられるか、毎度の食事が楽しみでした。
……と言っても、実はこの時点ですでにカレー連荘確変中でした。スリランカ到着後の夜のカレー、今朝のカレー、そして昼のカレー、前情報ではこれが帰国まで続くそうです。で、どうですか?どう感じますか?画面の前の皆さんはどう感じましたか?「む〜り〜!文字通りの三食カレーはむ〜り〜!」ってなりましたか?でもですね、それがですね、いけちゃうんですよ。全然毎回カレーでもいけちゃうんですよ。これが不思議なんですよね。人体の不思議展。
なんででしょうね。これは人それぞれの感覚でしょうし、僕がカレーが好きというのもあるかも知れません。けれど、割と他の人たちも苦じゃなさそうだったので、好みだけじゃないと感じました。
盛り付け方に持ち前の下品さが出てますけど、今見ても美味しそう。目が卑しいのでビュッフェだと目に見えるもの全てが輝きを放ち、こんなお皿になってしまいます。中心のと右奥がそれぞれカレーですが、我が家で提供されルーで作るカレーとは粒度が異なる感じがします。食べても、サラサラと、さらさらと食べられる。そんな感じです。毎日食べるカレーだからこそ、残る感じがしないんですよね。体感したけど、すごく不思議。何なんでしょうね。言語化できない悔しさ。
ということで、興味がある方は行きましょう。毎日毎日カレーを食べて、それでもカレーが好きになっているこの感情。惚れたねほの字だねホッホー。
カレーだけでなく、スパイスを使った料理はどれも美味しく頂けました。日本人の嗜好にも違和感なく過ごせる料理だと思います。僕の海外旅行スタイルは、ちょっと安心できるホテルと食事を確保して、安全性の中で自由に動くくらいがいいのかも知れない。
食事では、一緒に参加している方達との談話と、少しずつ打ち解けて一緒に旅をしていく一体感を感じていました。それぞれ違う境遇だけど、同じ旅を選んだというどこか繋がる地続き感。うん、これなら明日からも楽しめる。そんな二日目の夕食でした。
部屋に帰り、シャワーを浴びて、ベッドに入り、明日はどんな日になるんだろうと、どこにいくんだろうと、どんなカレーが食べられるんだろうと、考えながら、いつの間にか就寝。
そんな気持ちを思い返し書いた、スリランカの二日目の夜、ホテルとカレーのこと。
BGM:Gotch「The End Of Days(feat.唾奇)
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