雑記 2021.1.21(木)推しているのか推されているのか

昨日やっとエヌエッチケーで放送していた番組をみた。『世界はほしいモノにあふれている』のスリランカ回、自分の中の神回。

スリランカ旅行からもうすぐ一年になる。毎週スリランカのことを書き起こしていると、記憶も一緒に引っ張り出されている感じがする。穏やかな空気と、穏やかな時間。カメラを向けると照れながら素敵に笑う人たち。あぁ、まだ思い出せる。嬉しい。

そんな気持ちで見た番組は、まさに僕が感じたスリランカのイメージが言語化されていた。そうそう、人も場所も輝いているの、まぶしーの。健全な生命の輝き!みたいな、眩しくて日本にいたら素直に受け止められない様な魅力。また浴びに行きたいな。というか、絶対に、行く。


芥川賞が宇佐見りんさんの『推し、燃ゆ』に決まった。おめでとうございます。書評とか、難しいことは全然わからないけれど、すごく好きな小説です。最後は、推しがどうとかではなく、ただただ、主人公を見ていた気がする。僕が読んでから感じたのは、誰にも、誰かの生き方を軽んじることはできないってこと。かな?感想を述べるって難しい。的外れのことを言ったら恥ずかしいという気持ちが、いつだって素直さを邪魔する。


推しといえば、母親が絶賛推し活中だ。昭和歌謡を歌うグループの沼にハマり、ひたすら動画を見ている。うちのテレビでYouTubeを見るにはPS 4を起動させる必要があるのだけれど、すでにマスターしたご様子である。最近はBluetoothのヘッドフォンを購入し、iPadにリンクして家事をしている。未だ成長を続ける、末恐ろしいアラヤソ(八十寿)。ヘッドフォンが似合うのでSpotifyババアって呼んだりしてるけど、それに対して満更でもない顔をするから、薄ら気持ち悪かったりする。推しの力は凄いな。これからの看護に必要なのは、推しを持つことを否定しない共感性と、誰かの推しになれる魅力なのかも知れない。いや、そんなことはないだろうけど。誰かが誰かの推しになる循環はサステナビリティだとは思うんですよね。

YouTubeに応援コメントするのは息子としては若干引くけれど、楽しみができて、本当に良かったね。Spotifyババア、ところにより乙女。


BGM:TENDRE「HANASHI」

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