炭治郎の皮をかぶった無惨様のパワハラ会議
ずっとあることだけれど、ここ最近とても怖いなって思うことがあります。
SNSなどで誰かが何気なく空間に放った一言に対して、棍棒でいきなりぶっ叩く様な言葉を浴びせるアレです。もしくは微妙に先が潰れた針でチクチクするようなアレです。Twitterを探すと毎日どこかで巻き起こっているんじゃないでしょうか。それくらい、油断すると目に入ってきます。見たくないのに。
顔が見えない匿名の場所だから助長されるでしょうけど、アレ、本当になくなればいいのになと思います。そして同時に、いつ自分の身に降りかかってくるかという怖さも感じます。※書き終わってから、自分も気付かないうちにやっているかもという怖さもあるなと省みました。
意見を述べることや、声を挙げて何かを訴えることは大切だと思います。それによって変化が起きて、社会が豊かになることもあるんだと思います。ただ、アレに関しては豊な生活とは反対を向いている行為だと思っています。
うまく言葉にできませんが、盲目的に信じ切った自分の正義の棍棒で、見つからない位置からぶっ叩いてる様にしか見えません。そこには、相手のことを少しでも知ってから、それが好みか否かを判断しようという知性が全然見えてこないんです。それに、“自分の好みか否か”と“世の中で許されるか否か”が混同しているのも、すごく怖く感じます。
大勢の人がいる海水浴場でスイカ割りをしたら、誰かが怪我するでしょう。自分が満足するだけ、みたいなそんな感じを受けるんです。血だらけのスイカを食べたって美味しくないし、完全にサイコパスです。
「鬼滅の刃で炭治郎が倒すべき鬼にさえも優しさを向けることに感動した」って呟いたすぐ後に、一心不乱に棍棒を振り回している人がいました。ナイフみたいにとがって触るものみな傷つけていました。それ、やってること無惨様のパワハラ会議ですよ。冷静になって!
確かに難しいですよね、違う意見は否定された気になることもあるから。難しいですよね、相手を慮るって。でも、鬼滅の刃のそこに感動した人も多いんじゃないですか?鬼滅の刃をしっかりと読んで、自分に落とし込むまでできたらいいですよね。僕もチクチクしちゃうことはあるから、みんなで気を付けていきましょう。
部屋とYシャツと私、みんなちがって、別にいい。
BGM:TENDRE「HOPE」
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