2024.4.26(金)味方ですって伝わればまずOKかと
朝から一コマ講義をして、車を走らせ、夕方から病院で認知症看護について話をした。
認知症の話をすると「この様な場面ではどの様な対応をするとうまく行きますか?」「こう言われたらどう返したらいいのでしょうか」と聞かれることが多々ある。具体策を知りたい!という質問がドシドシくる。わかる。すごくよくわかる。上手くやらなくちゃって思うと何が正解か困って、考えて、何とか対応するけどその後一人反省会しちゃいますよね。すごくわかります。まーでもちょっと立ち止まって聞いて下さい。最近その積み重ねで凄く思うんですが、そもそも正解ってあるんですかね?コミュニケーションに。正直私はいつだって手探りです。めちゃくちゃ頭の中で考えます。もちろん避けた方が良いことはあるし、知識や事例や経験からベターなこはあるけれど、そもそもコミュニケーションにおいて最適解を求めるのはキツイでしょう。簡単に出来たらもっと早く世界は平和になってるはずですもん。
なんて事を家に帰ってから考えたりしています。それで思うのは、結局丁寧に真摯に向き合って、間違ったら謝って、そこからしかない気がするんですよね。正解正解ってなったら、何にも言えなくなる気がします。近しい人とでも全ルート最適解のコミュニケーションでコンプリートって無理ですよね。もちろん認知症の方の基本的な理解や知識は必要です。もちろんそこは踏まえつつ、あとはふんわりした言葉だけど寄り添うってやつでやってみてはどうでしょうか。真摯に誠実に寄り添う事を努力する。んで、まぁ失敗したら次に活かす。理想はそれをチームで考える。プライベートの知り合いなら距離を置けばいいけれど、仕事としてやらなきゃいけないから、そんな感じでみんなで一緒に良い塩梅を探していきましょう。
って思ったらしながら、カワ犬を撫でくりまわしています。話が出来なくても、大切なパートナーです。
◎今日の音楽:橋本絵莉子『人一人』
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