2021.7.7(水)ブワーッとね。
唐突に知り合いを見つけて挨拶をする。久しぶりだったので近況などを話していたら、「あとはお医者さんになるだけだとか言ってましたもんね」みたいなことを言われた。話がよくわからなくてキョトンとしたら。そんな僕に気付いて「お父さんが言ってましたよ」とすぐに説明してくれた。
その方は父とも面識があり、生前父が僕のことを頑張ってやってると言っていたらしい。父親の話になるなんて考えてもなかっ
たので、心がぐらぐらする。ぐらぐらついでにいつもの“父親ともっと人生の話をしてみたかったな”という感情が溢れ出した。元々学校や仕事の話をわざわざ家でしない子だったので、父とは仕事の内容のことなど話したことがない。うちの父ならもしかしたら本気で看護師を続けたら医者になる道もあると思っていたのかも知れない。とか。僕と仕事の話をしたことはないけど、他所で僕の仕事の話をしていたんだな。とか。そんなことがブワァーと頭を駆け巡る。
こうやって父を知る人から、父が話していた僕を集めるのも面白い気がする。もう話せないけど、話した気持ちが少しするから。
BGM:安部勇磨「おたより」
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