2021.6.25(金)ろくでなしブルース
午前中仕事をして、午後から自動車免許の更新をした。③番の受付に行ってから①番で書類を提出して、②番で視力を計る。その後また③番に書類を出して、呼ばれるまで待つ。待っている間に、ボーッとしながら前回は父に運転してもらい来たななんて思い出す。そういえばあの時もう病気が分かってたっけ?とか思ったけど、何年前か計算して考えることはしなかった。もし病気が分かった後だとしたら、そんな身体で運転させるなんて相当なろくでなしだな。
前回というか、よく考えるとここには父の運転でしか来たことがない。気がしてきた。実家から距離があるので朝早くに支度しなきゃいけないから、常時眠たい僕はいつも父に連れてきてもらっていた。いい歳になっても、たしか毎回。自分の用事がなくたって父はいつも嫌な顔ひとつせず、どちらかといえば嬉しそうに連れて来てくれた。なんて事を今更に気付く。もういないのに気付く。僕は情緒が概ね安定しているつもりでいて、それは両親の肯定みたいな絶対の支えみたいなものがある(あった)からだと感じている。あー、父のことを思うと毎度考えるけど、もっと話しておけばよかったな。もっと父が何を考えて生きてきたとか、子どもに対してどういう思いを抱いているのかとか、表面を何枚かめくった話をしておけばよかった。運転する父の助手席で、いつも安心して寝ていたことを少し後悔する。あっ、あと。この後の一般講習の60分が眠過ぎたので、何であのとき違反したのかとだいぶ後悔する。
BGM:Spotify「大豆田とわ子と三人の元夫」公式プレイリスト
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